はしがき
第一篇 『資本論』と資本主義
第一節 唯物史観の成立と社会主義
第二節 『資本論』体系の成立
<補論>『資本論』の弁証法と唯物史観の弁証法
第三節 原理論としての『資本論』
■宇野理論と原理論の方法
宇野理論の功績
宇野理論の限界
宇野原理論の体系構成
原理論、段階論と唯物史観
第一節 商品
一 商品の二要因
二 価値形態または交換価値
三 価格
第二節 貨幣
一 価値尺度
二 流通手段/
三 富としての貨幣
第三節 資本
一 商人資本
二 貨幣資本
三 産業資本
四 労働力商品と資本主義的生産の特殊歴史性
■商品、貨幣、資本の展開と資本主義的生産
端緒の商品
宇野理論における商品、貨幣、資本の展開
商品、貨幣、資本の展開と労働価値説
第一節 労働・生産過程
一 労働過程
二 生産過程
三 経済原則
第二節 価値形成・増殖過程
一 価値形成過程
二 価値増殖過程
三 価値法則
第三節 資本主義的生産の内的矛盾
一 資本主義的生産の内的矛盾(1)
二 資本主義的生産の内的矛盾(2)
三 資本主義的階級関係の歴史的特質
■労働力商品の矛盾と資本主義的階級関係の特質
労働力商品化の矛盾と資本主義的生産
労働生産過程、価値法則、社会主義の科学的基礎
資本主義的階級関係の特質、政治的上部構造と経済的下部構造の分離
第一節 平均利潤と生産価格
一 費用価格とその超過分
二 利潤率をめぐる諸資本相互の競争
三 平均利潤と生産価格
第二節 超過利潤の形成とその一部の地代への転化
一 異種部門間に形成される超過利潤
二 同種部門内に形成される超過利潤
三 超過利潤の地代への転化
第三節 商業資本と商業利潤
第四節 貨幣資本と利子
一 商業信用と手形の流通
二 銀行券の発行と銀行信用
三 中央銀行と銀行券発行の集中
四 貨幣資本と利子
■価値法則と近代的信用制度
価値法則と生産価格
原理論における地代論の地位
利子論の必然性
商業信用と銀行信用
貸付資本と利子生み資本
第一節 好況期の蓄積とその矛盾
一 好況期の賓本蓄積
二 信用による資本家社会的促進
三 最好況期における労賃騰貴と信用の役割
第二節 資本の絶対過剰と恐慌
一 資本の絶対過剰
二 過剰信用と金流出
三 恐慌
第三節 不況期における資本の有機構成の高度化
一 不況期における個別資本的競争戦と合理化の強行
二 有扱構成高度化と資本主義的生産関係の全面的再縞成
三 好況期の蓄積への移行
第四節 資本主義的生産の運動法則としての価値法則
一 景気循環と価値法則
二 資本主義的生産における生産力と生産関係の矛盾
三 自由主義段階における国際的景気循環の意義
■原理論における恐慌と現実の恐慌
恐慌の一般理論は存在するか
恐慌の段階論か矛盾の段階的推移論か
価値法則の歴史性、法則性と必然性
第一節 株式資本
一 貨幣資本と産業資本の統一
二 株式資本
三 資本市場と資本の商品化
第二節 株式資本の歴史的意義
一 自由主義段階の国際的景気循環の歴史的条件
二 一八七三年恐慌と「大不況」
三 金融資本
第三節 資本主義の歴史的限界
■原理論と資本主義の歴史的限界
株式資本と金融資本
原理論と資本主義の歴史的限界
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