2021年 フォーラムの開催予定

■矢吹晋「習近平政権と社会主義」

 ●日時 未定

 ●開催方式:対面

■天児慧「中国対外政策の歴史的変遷--毛沢東時代・鄧小兵時代・習近平時代」(仮の題)

 ●日時 2021年9月11日(土) 午後1時30分~3時

●開催方式:オンライン

■河村哲二「アメリカ資本主義の現状とバイデン政権の経済政策」(仮の題)

 ●日時 2021年9月25日(土)  午後1時30分~4時30分

●開催方式:オンライン

 

■下斗米伸夫「米中対立激化とプーチン・ロシアの世界戦略」(仮の題)

●日時 2021年10月9日(土)午後1時30分~4時30分

●開催方式:オンライン

  ※詳しい案内は、下のほうにずらしていくと、順番に出てきます。

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■■5月1日(本郷会館)で予定していたフォーラム・矢吹晋「習近平政権と社会主義」は、変異型ウィルスが猛威をふるっているので、中止し、延期します。

■■開催日程・会場については、コロナの状況を見て判断し、決まり次第、日程・会場を、お知らせします。

●主催 世界資本主義フォーラム

●日時 2021年○月○日(土) 13時30分~17時

●会場 未定

●講師 矢吹晋(横浜市立大学名誉教授)

●テーマ 「習近平政権と社会主義」

●参加 どなたも参加できます。資料代500円。

●参加申込 矢沢yazawa@msg.biglobe.ne.jpまで。

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 【今回のテーマの趣旨】

 ■2021年○月○日フォーラム「習近平政権と社会主義」

 今回のフォーラムは、2021年11月28日のフォーラム矢吹晋「習近平政権のこれから」

[11.28フォーラムの事後報告参照https://2a740400-c582-422a-b08e-931f276ca7b8.filesusr.com/ugd/eaeae1_8f6f02f8b2c7444f9cbd1d3dea34e745.pdfのつづきです。

講師・矢吹晋氏に、矢沢(前回の司会者)から以下の質問をぶつけました。矢吹氏の「回答」を軸に論議を発展させていきたいと思います。

■■2021年9月11日(土) 午後1時30分~3時 オンライン・フォーラム■■

天児慧「中国対外政策の歴史的変遷--毛沢東時代・鄧小兵時代・習近平時代」(仮の題)

■■2021年9月25日(土) 午後1時30分~4時30分 オンライン・フォーラム■■

河村哲二「アメリカ資本主義の現状とバイデン政権の経済政策」

■■2021年10月9日(土) 午後1時30分~4時30分 オンライン・フォーラム■■

 ●講師 下斗米伸夫(法政大学名誉教授、神奈川大学特別招聘教授)
 ●「米中対立激化とプーチン・ロシアの世界戦略」(仮の題)
   参考:下斗米伸夫著『新危機の20年-プーチン政治史』(朝日選書2020.10)

 

■■2021年9月11日(土) 午後1時30分~3時 オンライン・フォーラム■■

●講師 天児慧

●テーマ 「中国対外政策の歴史的変遷--毛沢東時代・鄧小兵時代・習近平時代」(仮の題)

【主旨】

 トランプ大統領の時代に米中対立が激化し、バイデン大統領のアメリカは、欧日等を誘って、対中国の包囲封じ込め体制を構築しようとしている。

中国も鄧小兵時代の「韜光養晦」から「偉大な中華民族の強国」化に転換したように見える。

 

 天児慧教授は『超大国・中国のゆくえ2 外交と国際秩序』(東京大学出版会2015)第4章で、中国外交を「虚と実の外交」と総括している。

虚とは、触れたり見たりできない実体――政治、思想、理論、作風など。

実とは、触れたり見たりできる実体――GDP、物価、貿易、金融、利益、環境破壊など。

 そして、「文革で毛沢東は、虚としての中国を演じきった」と。

 毛沢東の「世界革命」、「資本主義の道を歩む実権派」、「ソ連社会主義帝国主義」という実のない観念が、「世界戦争に備える」という、これまた実のない観念に基づいていた。毛沢東の対外政策(そしてそれと表裏一体の大躍進・文革という内政も)は、実のない観念を「演じきること」であり、そのけっかは、中国人民の一大災厄であった。

 

 天児慧教授はまた、中国外交の判断基準として、「型と利」があり、

  虚の外交は型(原則)の実現をめざす、

  実の外交は利(経済利益、海洋権益、安全保障などの国益)の実現をめざす、

としている。

 「スターリン死後の1957.11ロシア革命40年記念式典での毛沢東演説「東風は西風を圧倒する」は、ソ連(フルシチョフ)に挑戦する立場を押し出す「型の外交」であった。大躍進(イギリスに追いつき追い越す)は、こうした(型にリアリティを与えて)「型の外交」を後押しするための政策であり、「利」のためではなかった。」

と、大躍進の本質を総括している。

 

 毛沢東の外交は、「世界革命」という原則(型)のための外交であった。これに対して、鄧小兵時代は、「利の外交」が基本になった。

 習近平は再び「型」の外交を持ち出して「型と利の外交」になった。習近平は、「中国が大国であることを、相手に認めさせる」という型(原則)の外交をしている。そのけっかが「多極化論から米中G2論へ」である。

 

 習近平の「型の外交」とは?「終章」で、天児慧教授は、こう述べている:

 習近平は、中国の伝統的な「王道」外交を提唱しているが、他国からは「覇道」と警戒されている。大国を前面に出すべきではない。

  

 習近平の「大国外交」は、伝統的な「王道」理念だけか。

 毛沢東時代の「型」の外交が「世界革命をめざす国家」の外交であったとすれば、世界革命を放棄した鄧小兵以降の外交は「主権国家」の外交といえるのではないか。

 「型と利の外交」を「世界革命国家と主権国家の外交」という視点と関連づけることはできないか。

 

 中国外交を毛沢東時代にさかのぼって(社会主義革命と民族解放革命の二側面の総括もからめて)総括するということは、今日の習近平政権の対外政策を見る基本的な視点だと思う。

 中国の経済の現状と対外経済戦略については、6月12日、丸川知雄教授のフォーラムで知見を得た。

 中国の対外政策・外交、とくにアメリカの中国包囲網構築に対する中国の世界戦略としての対外政策について、天児慧教授に話していただく。(矢沢国光)

 

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■■2021年9月25日(土) 午後1時30分~4時30分 オンライン・フォーラム■■

河村哲二「アメリカ資本主義の現状とバイデン政権の経済政策」

■■2021年10月9日(土) 午後1時30分~4時30分 オンライン・フォーラム■■

 ●講師 下斗米伸夫(法政大学名誉教授、神奈川大学特別招聘教授)